2020年07月13日

今日の一冊(7月の絵本くらぶより)

今日は8人で絵本くらぶでした。

初参加の方がいたので、自己紹介に「好きな絵本または好きな作者」を加えたら・・・
それだけで盛り上がってしまいますね
そして、その人を知るてがかりになるので、やっぱり絵本という窓からの広がりはすごいな、とも思います。

今日紹介された絵本はこんな感じでした↓↓↓



その中の一冊。
右下にある絵本ですが、読み聞かせ用に表紙を外したところ、中がこのような表紙だったそうです。

『どうぶつがすき』



パトリック・マクドネル作
なかがわ ちひろ 訳
あすなろ書房 出版

左側のページと右側のページの対比が独特な一冊。
左側は、幼少期にこんな風に遊んだり調べたりしたんだということがリアルに伝わる描き方。
葉脈やたまごの絵などがとても美しいです。
右側は、ジェーンという主人公も含めて描かれる一般的な絵本のスタイル。

ジェーン・・・
もしかして?と気づくや否や、
最後のページで明かされる、ジェーン・グドールの写真。
このクライマックスを盛り上げる感じは、ジェーンを知らない人でもグッとくるのではないでしょうか。

そして、話題は、ジェーンが一緒に育ったジュビリーというチンパンジーのぬいぐるみの存在へと変わりました。

人形劇団「ひぽぽたあむ」代表の永野むつみさんのワークショップで制作したうさぎの人形が、
その家庭で「ジュビリー」のような存在になったという話。
呼び方も子の成長とともに変化し、人形も見立ての中で成長したのだそうです!

うさぎの人形も「ジュビリー」も子にとって、メンターのような存在だったのかもしれませんね。

次回の絵本くらぶは、9月です。
夏休みはお休みです。
詳細はまたこのブログにて。


  


Posted by 豊田・みよしおやこ劇場  at 22:06Comments(0)絵本くらぶ

2020年06月23日

今日の一冊(6月の絵本くらぶより)

お久しぶりです

自粛期間中に、オンラインも試してみましたが、
やはり、会って絵本くらぶが開催できるのは嬉しいものです。

5人で5冊の絵本を持ち寄りました。

その中でどれを紹介しようか、とっても迷いましたが・・・

『おたからパン』




を紹介します!!

真珠まりこさんと言えば、「もったいないばあさん」で有名ですが、こんな絵本もあったんですね✨

始まるやいなや泥棒が登場し、『すてきな三人ぐみ』を彷彿とさせるものもありました。
お話はこだわりのおいしいパンの世界にどんどん惹き込まれていきます。

参加者の話題も、
おいしいパン屋の話や、実はそう特別美味しくもない?!パン屋の話や・・・
パンが日常食になるってどういう時?どういうパン??
と盛り上がり、
自粛期間中にホームベーカリーを買った人、迷った末に買わなかった人、ずいぶん前に処分した人などなど。

そして、この物語は、お話の顛末が面白い!
ネタバレになってしまうのでそこそこにとどめますが、
こういうのを何て表現する??
「ループ?」「フラクタル?」「チェーン?」「エンドレス??」
と言い合いましたが、どれもあまりピンとこないのですが、
自分がしてもらった恩を返すお話です。

紹介者のみさとちゃんの家の子が、
読み終わった瞬間に、
「ちょっと待って!始めからもう1回読んで!」となるくらい、
オチから、始まりの意味まで受け手によっては勘ぐってしまいたくなる物語です。

読み聞かせにも合う1冊ですね。

さて、
次回の絵本くらぶは・・・

*********

2020年7月13日(月)
10時~13時(遅刻早退OKです!)

あすてのサンライズにて。

持ち物:絵本1冊、飲み物その他必要なもの

年度が変わりましたので、あすての初回登録料500円も必要となります。

*********

(くらら)  


Posted by 豊田・みよしおやこ劇場  at 09:56Comments(0)絵本くらぶ

2020年02月28日

今日の一冊(2月の絵本くらぶより)

今日も竹村にある「あすて」にて、絵本くらぶが開催されました!

今日は次年度の更新に向けて、グループの活動内容についてヒアリングもみんなで受けました。
会の目的を再確認した上で、これからの活動につなげることができそうです♪

さて、そんな今日は、かけあしでの絵本紹介6冊でしたが・・・

どれもこれも面白いけれど・・・

今日の一冊はコチラハート

『でっかいでっかいモヤモヤ袋』

ヴァージニア・アイアンサンド 作
フランク・ロジャース 絵
左近 リベカ 訳
そうえん社 発行



おぉー!見るからにお面白そうですよね!!!

紹介者のかよちゃんが、「うん、でも結構真面目な話っていうか・・」と言いながら読み語ってくれました。

さっきまで落ち着かなかった7歳の男の子もお話にくぎ付けになっていました。

それもそのはず。
小さい時になかなか言葉にできなかったこと、
まだ起こってはいないけれど、こうなったら嫌だって感じる不安などがモヤモヤ袋にいっぱいになってしまうお話です。

大人でもこのモヤモヤが上手く扱えなくて苦労しているくらいだから、小さい人にこれを伝えることができたら、その後の人生にとても役立ってくれることと思います。
かかえきれなくなったモヤモヤ袋を、おばあさんが手伝って解決に向かいます。
その手法も絶妙です!

そうそう!他人の不安を代わりに抱えちゃっているとか、あるよねっ!!って思いました。
そんな他人のものは、その人のところに帰っていってくれたり・・・

最後の最後まで一言も逃さずに絵本の世界に入りこんでしまうような一冊でした本  


Posted by 豊田・みよしおやこ劇場  at 18:27Comments(0)絵本くらぶ

2019年12月02日

今日の一冊

今日もあすてでランチつき絵本くらぶでした!

毎月確実に開催しているにもかかわらず、ブログの更新が追い付いていませんでした・・・

今日の一冊。
『密林一きれいなひょうの話』
工藤 直子 作
和田 誠   絵


今日紹介されたどの絵本も素敵なものばかりでしたが、
これは、表紙とタイトルから受ける印象と中身のギャップが激しかったので、紹介します!

パっと見、密林ハイフンで副題?と思っていまうような、「みつりんいち」がわかりにくかったりして・・
密林の中で一番きれいな豹という意味です。
表紙絵からは、ジャングルで守られなければならない生態系の話題とかそういうことがテーマなのかしら?と思わせるものもあったりします。


ところが、この一冊。とてもポップで可愛らしく、どの年齢でも楽しめるようなそんな物語です。
豹がくしゃみをした瞬間に斑点を落としてしまうというところから、物語が始まります。

豹の斑点をモチーフにした絵本が以前も絵本くらぶで紹介されたことがあります。
主題ではありませんが、神沢利子さんの『フライパンじいさん』にも豹の斑紋がなくなったと勘違いして仰天するというシーンが出てきます。

豹の斑紋って、豹のアイデンティティそのもの!って人がとらえるからでしょうか・・・
その斑紋がなくなったら?と想像する作家さんが何人もいらっしゃるのですね。

落とした斑点を探しに、他の動物たちに出会っていくのですが、
残り少ない斑点もあげるはめになり・・・
最後にあることを機に、きれいな豹になるのですが、そこはネタバレになるので、この辺で!

たくさん対話をして、そして美味しいランチへ~♪
今日のあすてランチはこんなメニューでした!
豹のお話を紹介してくれたけいちゃん自作のルッコラとクレソンの和え物も絶品でした☆彡


まだまだ初参加の方も募集しています~
お気軽にお問合せください!
  


Posted by 豊田・みよしおやこ劇場  at 18:55Comments(0)絵本くらぶ

2019年08月24日

9月の絵本くらぶのご案内

会場を竹村にあるあすてに移して、少しずつ慣れてきた絵本くらぶです。

12時までとしていましたが、結局話が盛り上がって超過することが多く、
今回から13時までお部屋を予約しました。
飲食可能ですので、小さなお子様連れの方は特に軽食などもあるといいかと思います。

☆☆9月の絵本くらぶ☆彡

**2019年9月27日(金)**
   10時~13時(遅刻早退可)
場 所:公益財団法人あすて・ウラナス(←お部屋の名前です)
参加費:無料
※初回参加者のみあすて登録料500円が必要になります。
持ち物:絵本一冊、飲み物など

あすてについてはコチラ

参加者がそろうのを待ちながら、はじめはあすてお掃除ボランティアをしていることが多いです♪  


Posted by 豊田・みよしおやこ劇場  at 11:59Comments(0)絵本くらぶ